コーティング屋の磨きとは?(序章)
プリウスリフレッシュ磨きと親水タイプガラス系コーティング初回施工
プリウスお預かりにてコーティング施工完了致しました。
大枚はたけば、3,4日掛けてチマチマねっとり細部までピッカピカ…、どこから見ても新車状態!!は可能だと思います。
が、入庫時のビフォーのクタクタお疲れのプリウスさんに、このご時世お父さん方もお小遣いを減らされる一方???
大枚はたく方はそう多くはおられないでしょう。
そういう時のストラーダ。
ご予算が少なくてもモーマンタイ。(問題無し!)
お客様の美観レベル、コーティングに重きを置くのか、細部の汚れ除去に重きをおくのか・・・
施工の打ち合わせで、、細かいことは良く分からん!・・・ってことで全てお任せコース。
で、当店のアンサーはこちら!!
塗装に負担を掛けない磨き?
研磨?
塗装に優しい???
コーティング屋の磨き?
磨き屋さんの磨き?
2月に勉強したチョーキングドメの講習以来、
作業でお預かりの車を磨きつつ
!!!!!!(閃き)
とか、
あーなるほど・・・
なんとなく分かってきた!!
のか!???
とか、頭の中で、一人漫才?コント?
しつつ、tチマチマ、黙々と作業を進めているわけです。
そのうち、僕の頭の中の「!!!!!」を公開しますね。
施工料金が安いから、、、
淡色だから、自分でつけた磨きキズが見えにくいから~と言って、手を抜いたりはしませんからね。(お約束)
当店の磨きに関する考え方ですが、
使用するポリッシャー、バフ、研磨剤の組み合わせで、ボディに照明を当てつつ磨いて、綺麗に磨けた!となっても、
人間の目に視認できないレベルのキズが、入っていると考えつつ磨いてゆきます。
その証拠といいますか、
暗がりで、ボディで照明を当てて、視認できない見えないレベルの研磨傷であっても、
これがバイザーやらヘッドライト、テールレンズのポリカやプラスチックを磨くと、あからさまに研磨傷が目立って見えるんですね。
ボディのキズが消えるのが早いマッチング(ポリッシャー、バフ、コンパウンドの組み合わせ)で、バイザー磨くと、、、研磨傷まみれになって、シャカシャカに曇ってしまうのです。
で、ちょっと面白いのが、バイザーを磨いた後にアルコールで脱脂して、磨きでつけた研磨機、コンパウンド、バフのキズが視認出出来ないくらいに絶妙に綺麗に磨けるマッチングであったとしても、
簡単に、短時間で、1マイクローメートル(ミクロン)、2マイクロメートルと塗装肌を削ることが出来るとなると、これはこれで、結構興味深いなと、日々そんなことを考えながら、お客様の愛車をなるべく塗装に負担の無いように・・・作業を進めさせて頂きました。
当店も磨き屋のストラーダさんとか、コーティング屋のストラーダさんとかお客さんには、呼ばれるのですが、
個人的にはコーティング屋さんと呼んで欲しい部分でもあります。
ボディに入った傷は消さないわけではありませんが、大きな傷は残します。
いや、残さないといけないのです。
ただ、残すといっても手抜きと思われたくないのですけど、比較的深めの傷は残ります。ってか残しているてのが正解。
なんか微妙で曖昧な文章ですね。(^^;)
って、塗装に負担を掛けない・・・って言葉、ここ数年の流行りなのかもしれません。
本当に負担を掛けないっていうのは、どういうことなんでしょうね。
なるだけ磨かないといっても、磨きが必要な中古車、経年経過した車両の、磨き、コーティング施工は当たり前のように有るわけです。
でも、磨いて減った塗装は、コーティング施工で皮膜を厚塗りこそすれ、作業前の膜厚水準まで戻せないのがボディコーティング(ガラスコーティングを含む)施工なわけです。
新車塗装のメーカー保証は5年間なわけですよ。
塗装の表面クリア塗装の厚みが20~30マイクロメートルと言われています。
コーティング被膜は厚みがあると言われている液剤でも1マイクロメートル前後(もしくは、それ以下の薄膜)と言われています。
重要なので繰り返します。
塗装メーカー保証が5年。
塗装の数十分の一しかない、薄膜のコーティング皮膜の保証が、5年。3年。1年とか。
おかしいと思いませんか?それ絶対無理だろ!的な。
コーティングと塗装、どちらが耐候性、保護性能・・・・あ・り・ま・す・か?
塗装。(ブルゾン椋野)
冗談言いましたが、大まじめに何が大切かと問われれば、塗装を守ることが大切。
傷一つない塗装が美しいということは、ボクも良く理解していますし、磨きに拘って傷無しを求めた時期も当然ありますし、過去にも
下手な磨きで時間ばっかかけて、傷を極力減らす施工も一通りやってきました。
でも、はやり、お客様の同じ車両を、5年を超えて、10年を超えて、ずーっと変らず同じ車両をメンテナンス(補修を含む)してきて見える事実があるのです。
やっぱ塗装はそうそう削るものではないというデータがお客様の協力のもと得られたからこのように、自信を持って書き連ねることが出来る、事実、確信があるのです。
話がそれた。
戻します。
もう十数年前の遙か以前から、ずーっと言われ続けていることです。
使い古された言葉を出して、何度も同じことを言って恐縮ですが、我慢して聞いてくださいね。
(あーまたその話か。知ってるー。って方はスルーで)
メーカーは5年以内に、塗装が剥離しないように余裕を持たせた設計で、新車製造ラインで膨大なコストを掛けて防錆鋼板ボディに何層にもわけて、塗装を施していますよね。
それほど強靱な塗装ですら、屋外保管で、洗車も満足に行わず10年も放置した場合、艶ひけや塗装剥離が起こる確率は格段に高くなるわけです。
知らない方が多いのですが、愛車の取扱説明書のメンテナンスの欄に、適切な洗車方法、回数、禁止事項についてメーカーは言及しています。
新車の塗装も、適切に上記の洗車ケアを怠れば、年月の経過とともに、経年劣化して塗装密度が下がり、汚れが食い込みやすく、新車の輝きは失せてゆくものです。
塗装(クリア塗装)が最高のコーティングと言われて久しいわけですが、
コーティング施工の下地処理(磨きを含む)で、一マイクロメートル塗装が無くなることは怖いこと!と思うのも、
まだキズが残っているじゃないか!モアー艶!モアーキズ無し鏡面!ギブミー研磨!!!!と思うのも、施工する者、お客様の自由。
お客様により、美的感覚(スクラッチ傷に対するセンシティビティー?合ってる????)、金銭感覚(コーティング施工代金の高低)により異なりますんで、求められる作業は様々なわけです。
それに対する施工店側の対応も、お客様に合わせるのか、作業を断るのかもすべて自由。
ただ、ボク的に重要なのは、施工することにより、後々起きてくる事象に対して、責任が持てるのか、持てないのか。これにつきると考えています。
それは施工責任と呼ばれるものでして、作業を行うことにより発生した不具合に対して、自分の店がどこまで責任を取るか・・・という、至極当たり前のことです。
少なくとも新車から5年で塗装剥離に繋がる事があれば、メーカーのみならず、ボクも責任を負います。
ただし、5年以内に塗装剥離を起こしつつあるお客様も、当店にはおられます。(なんと!!)
そう、ありま君様。
コーティング施工直後の、あの魅惑の輝きに魅了された当店常連様。
拘りに拘りを重ね、常に極上をキープなさるお客様であっても、野外保管、あまり洗車出来ず、でもやっぱ撥水は命よね!
ってお客様なんで、半年、1年ごとに再施工。
天井のシミも気になるから、がっつり磨いといてーというお客様。
撥水じゃなくて、ほどよい水弾き皮膜にしませんかー?いいのありますよーとのボクの提案に、
「いや、がっつり撥水で!!」とキッパリ自らの信じる道を突っ走るありま君様。
逆に、気持ちよいお客様で、公私ともにお世話になっております、私。
でも、新車施工からぼちぼち5年が経過する奥様のパレット。、天井の一部のクリアがちょいとおかしい。
そこの至るまでの過程、詳細は、お客様の許可があれば、また追々。
話を戻します。
もちろん、ボクは前者の削るの怖い派。
僕の考え方は、カーディティーリング業界の中じゃ、少数の考え方かもしれません。
いろんなお店の話を聞くと楽しいかもしれませんよ。
僕は、僕の信じた道を歩んでゆくのでありまんす。
ストラーダ、意味はイタリア語で道を意味します。
地道に、地道に・・・この道を歩いてゆかねばいけませんね。
明日に備えて、早く寝ましょうか。
あ、K様、いつも有難うございます。
車内清掃と、ウィンドウ簡易撥水は当店からのプレゼントです。
またのご依頼、心よりお待ち致しております。(^^)
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【コーティング専門店ストラーダ】
愛車を「いつまでも新車の輝き!」をもっとうに、大阪府藤井寺市のコーティング屋を営んでいます。
コーティングで出来ること、できないこと。。。
コーティングのデメリットも、つつみ隠さずお話します。
良いことばっかりの謳い文句に、どのコーティングを選んだらいいの?と頭が混乱しているお客様へ。
まずはご相談からお気軽に。
「口下手でクソ真面目でなんもおもろない、愛車を綺麗にする為には努力を惜しまない、商売気が無いのがたまにキズ。」お客様談(苦笑)
5月で開業13周年の職人気質の代表が、あなたの愛車の美観復活、美観維持に役立つ情報を提供致します。
電話:072-937-6646
メール info@bodycoating.jp
大阪府藤井寺市小山7丁目1008-4
ホームページ 数年放置^^;
開業以前から書いている店主ブログ(こちらも永らく放置…^^;)
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