ガーリガリ。やっちゃった!板金塗装?自分でタッチペイント?それとも・・・
メンテナンスついでに部分的に磨いて欲しいんだけど・・と事前にご連絡頂いておりまして、本日入庫。
あらら。傷の範囲が広いかといって、付属の刷毛でべた塗りすると、こんな風に残念な仕上げになってしまいます。
このままでは、磨けませんので・・・オペ開始です。
タッチアップペイントは溶剤で除去。元の傷が露わになりました。
不意に擦ってしまって、板金塗装屋さんで修理するにもそこそこお金も掛かるわけですし、自分で上手く傷を隠せればなかったことにできるのでしょうが、そうは問屋が卸してくれません(^_^;)
板金塗装屋さんにもっていくと、簡易補修2万円くらいから、普通に綺麗に直して4万、5万…拘ってバンパー一本塗りだと脱着工賃含めて結構いい見積もりになるかと思われます。
そこで、コーティング屋さんの出番です。
といっても普段あまりやらない重研磨です。
板金補修せずとも、傷を無かったことにできる?裏技公開。
まずはペーパーサンディング。
塗装やパンパー素材の樹脂の毛羽立ちを平滑に。
ペーパーを均す為、磨き処理。
浅い擦り着ずは粗方見えにくくなりましたが、今度はえぐれた深い傷が目立ってきます。
マーッキーで書き書き。
※本来はここでタッチアップペイントなりじっくり時間を掛けて・・・がお奨めです。
今回は傷を目立たなくなればいい。お客様には作業工賃は高くは頂いておりませんので、ある意味サービス的な作業でもありますので、ちゃっちゃと行きます。
油性マジックで塗装に線に沿って線を書いてゆくと、黒にはならず、虹色に光りを反射して、逆に目立ちますので、くれぐれも真似なさらぬようお願いします。
油性インキを細かい傷の凹みに沿わせて、黒く染め上げてゆきます。
マジックインキのはみ出た部分を、黒系のコンパウンドを使って磨き処理。
この時点で目立つ傷や、微細な凹みに始めてタッチアップペイントを流し込みます。
さらに細かくタッチアップペイントを入れます。
塗料がはみ出てガビガビにならないように注意しながら、ティッシュをこよったりしたものや、爪楊枝、竹串やらを駆使。
完成。作業時間20分。おおよそ5000円くらいの作業でしょうか。
若干ピンが甘いですが、立ち位置から見えれば、言われないと傷があるとは気づかないほどの仕上がりです。
ですが、上の画像のように傷は残っておりますので、きっちり修理ではありませんが、安く目立たなくなればいいやーってお客様には最適かもしれませんね。
フェンダー上部など、光が反射しやすい場所なら、この修正方法は効果が低いのですが、地面から60~70センチくらいの高さまでならほぼ傷を無かったことにすることが可能。
ただし、磨きすぎてクリア飛んでしまったりリスクも多いので、板金塗装を前提としているお客様限定のサービス的な裏メニューです。
うーん、まだちょっと傷が・・・・・って方には板金塗装屋さんを紹介させていただきますので、
まさかの際には、ご自分で何とかしようとせずに、ストラーダの裏技を頭の片隅にでも置いといてくださいませ。